気をつけたい女性の病気

女性が社会に進出したり、また妊娠・出産回数が減ったりすることによって女性特有の病気の内訳もだんだん変わってきています。今回は気をつけたい女性の病気特集です。

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気をつけたい女性の病気

肥満気味、妊娠・出産未経験者は要注意


これもまたエストロゲン依存性の病気です。エストロゲンは女性ホルモンで大変重要なホルモンなのですが、こう書いてくるとだんだん悪者の気がしてきましたね。


ちなみにそういうわけでもないのです。ただ単に、現代女性は今までよりもエストロゲンにさらされる時間が増えているので、エストロゲンがあると多くなる病気が増えているだけのお話です。


そんなわけで、乳がんも急増中です。年齢的には40〜50代がピークですが30代から検診が望ましいですね。


乳がんになりやすい人は「肥満」「家族に乳がんの人がいる」「エストロゲンにさらされている期間が長い(初潮年齢が早い、妊娠・出産回数が無い、少ない)」など。30歳を過ぎたら定期検診をこころがけてくださいね。


つぎに、20代から要注意の「沈黙の臓器」卵巣の病気。進行するまで分かりにくいのが特徴ですが、「ひどい生理痛」「なんとなくお腹が重い」「腰痛」などの症状をおこすこともあります。


右のイラストを見てください。向かって右側が正常な卵巣。左側が卵巣嚢腫のある卵巣です。卵巣嚢腫とは「卵巣の中に分泌液がたまって腫れてしまうもの」で、イメージとしては、ぶよぶよした水風船みたいなものですね。


たまる液体の種類によって皮様のう腫、偽ムチンのう腫、しょう液性のう腫の3種類に分けられます。


治療は、大きく分けて経過観察と手術の2通りですが、大雑把に言って、鶏の卵以上くらいの大きさになると手術することが多いようです。ちなみに卵巣嚢腫の早期発見には、検診が一番になります。


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